問題の番組はHTBが00年5月に放映した自社制作番組「水曜どうでしょう」の企画「原付西日本制覇 第1夜」。出演者が鳥取砂丘を訪れたのち、砂が積まれたバイクで走る様子が収録されている。同番組はリメイクされるなどその後も繰り返し放映され、今年になって鳥取県内で放映された際、視聴者から違法行為が指摘されたという。
HTBは違法行為を認めており、ウェブサイト上で「関係者および視聴者の皆様に対して謹んでお詫び申し上げます。今後は二度とこのようなことがないよう、指導・教育を徹底して参ります」と謝罪のコメントを発表した。
「国立公園(鳥取砂丘は山陰海岸国立公園の一部)の特別地域にあたるところで許可が必要(多分「番組のネタ」くらいの理由じゃ下りないでしょう)な土石の採取を行った」というのが「違法行為(自然公園法違反)」ということらしい。まあ、違法だな。
当方神奈川テレビと東京MXテレビで「水曜どうでしょうClassic」を毎週見てるのですが、まだ「原付西日本制覇」は見てないんですね。なので、何故(鳥取県民以外に今まで)指摘されなかったのかわからないというのを前置きして、発覚が遅れた原因を推察すると、
- スタッフ・視聴者を含め、自然公園法を把握している人がいない
- 「自然の物を黙って持って帰るのは良くない」という社会的合意がない(「これくらいはいいだろう」くらいにみんな思っている)
- 法律を把握している人がいても、具体的にどこで採取したか(または採取した場所がどこか)が鳥取県民以外にはわからなかった(わからないような番組だった)。
こんな感じなんでしょうか。まあ、鳥取県民にしか違法性が指摘できなくてもダメなもんはダメということで、反省して次の企画のネタにでもしましょう。「一生どうでしょう」するんだから、恥も醜聞も罪と罰も踏み越えていかなくちゃ。“人生とは旅であり、旅とは人生である”ですよ。
以下、仮想反省トーク
鈴井:「今回発覚した僕たちの違法行為のことですが。」
大泉:「いやー、僕ら若かったから、わからなかったんだねぇ。」
藤村D:「いやいや、僕らディレクター陣がわかっていなくちゃいけないことでした。本当に申し訳ない。」
大泉:「そーですよぉー、番組見てると僕ら好き勝手やってるように見えるけど、アレ全部ディレクターの指示ですからね。もし、僕が刑務所行くなんてことになったらHTB訴えますよ~」
藤村D:「万が一そのような事態になったら嬉野先生が一人で入りますから。そしたら面会で30分撮りましょう。」
嬉野D:「それ誰カメラ回すの…」
鈴井:「onちゃんなんかどうですか?」
藤村D:「いやいや、僕が撮りますよ。」
鈴井:「まあ、それはともかく、この件に関しましては本当に申し訳ありませんでした。」
藤村D:「今後は悪ふざけはしても、二度と法律に違反することがないよう気をつけます。」
大泉:「しっかり頼むよぉー、君たち。」
一同:「…」
仮想反省トークおわり。ああ、ミスターにダジャレを言わせられなかった(苦笑)
本当の謝罪文は水どう公式サイトからどうぞ。